スタッカートの弾き方

 

手首や腕を固めたスタッカートは、響きがなく硬い音になってしまいます。 バイオリンの弾き方(基礎)に書いてあるように弓を正しく持って、手首から先で腕の重さを使って弓を素早く動かし弓のスピードで音を止めるようにします。16分音符以上の速いスタッカートの時は人差し指や中指の重心を使って弓を速く動かして止めます。

 

スピッカートの弾き方

 

指を使って止めるスタッカートができるようになったら弓の弾力を使って飛ばす速いスタッカート(スピッカート)を練習しましょう。 右腕を固めて弾く弾き方では、速い音符をただ弾くことができても弓を飛ばすことはできません。またに腕に力が入っていると弓を飛ばすことができたとしても、ドタバタした感じで聴こえ音の長さや圧力も安定しません。

 

また右腕に力が入っていなくても右手の人差し指、中指、薬指がぴったり弓に吸い付くように持てていなければ、弓の弾力を利用した弾き方は出来ません。 弓は自分で弾む力を持っているので右手の役目はそれをコントロールすることです。 手首を使ってもゆっくりは飛びますが、速いスピッカートは人差し指や中指を使ってコントロールします。また飛ばすときに使う弓の場所(通常は中程、とても早ければ真ん中より少し先より)や弓の当て方(決して傾けないように)も重要です。

 

ロマン派の難しいコンチェルトや室内楽の曲よりも、クライスラーの美しきロスマリン等のスピッカートの多い曲をさらっときれいに弾ければ本当のスピッカートが出来てると言えると思います。

 

うちの教室の生徒さんで3か月ぐらいスピッカートのたくさん出てくる曲を上記のことに気を付けて練習していたら、ほぼできるようになった方も2名ぐらいいらっしゃいますので、あきらめないで練習することが肝心です。

 

一弓スタッカートの弾き方

 

一弓スタッカートは、全弓の中に細かく止めるスタッカートをたくさん入れて弾くスタッカートのことです。スタッカートやスピッカートについて弓の正しい持ち方や楽器の持ち方が重要なのは前にも書きましたが、なぜ重要なのかというと弓や楽器がちゃんと持てていると、余分なところの力が抜けて必要なところが働くからなんです。一弓スタッカートでも弓の持ち方が大事なのはもちろんですが(右手親指の突っ張り厳禁!)ちゃんと持てていると、右手の中指と人差し指の間あたりに重心が来るようになります。この重心を使って弓を細かく止めていきます。右手の各指と手首、ひじは連動して動いたりしますが、弓を動かしているのは中指と人差し指です。手首やひじが固まってなくて指が働いていると、細かく同じ速さで安定してとめることができます。

 

楽器の持ち方が「何でスタッカートやスピッカートに関係するの?」と思われるかもしれませんが、楽器がちゃんと持てていなくて下がっていると弓が正しい位置に当たらないからです。スピッカートや一弓スタッカート等難しい技術を必要とする奏法も、基本の楽器や弓の持ち方、弓の当て方がが大事です。

 

ヴィブラートのかけ方

 

ヴィブラートをかけるには楽器の持ち方の他に、指の柔軟性が大事になって来ます。

手を丸く包み込むような形にして指先を少し斜めにし、まずはゆっくり手前に向かって動かす練習をしましょう。(音がくるっても大丈夫です。)

はじめはサードポジションで2とか3の指から練習するとかけやすいです。

ゆっくりかけられるようになったら、だんだん速く細かく動かせるように練習しましょう。(ここでは音がくるわないで、なめらかに響いて聴こえるように。)

手首から先のヴィブラートがかけられるようになったらひじから先のヴィブラートも練習しましょう。

 

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